和風の注文住宅を建築した際のエピソードです。外観も大事ですが、躯体の丈夫さはさらに重要だと判断しました。基礎工事の際には、家族の誰かがほぼ毎日現場の視察に行きました。そして、どのような基礎工事が行われているか、確認しました。その内容は特に、基礎コンクリートの打設状況、鉄筋の有無、コンクリートの量です。それから、もう一つ重視した点は、柱の太さと材質です。あらかじめ注文したサイズに間違いないか、その材質が間違いないかです。
建築した時期が真夏で、かなり暑い日が続いていました。私は仕事があったので、私の父が視察に行くことがありました。基礎工事は順調でしたが、基礎コンクリートが固まるまでに日数を要すので、結構な日数を要しました。しかしながら気温が高いために通常よりも早くコンクリートが乾くという状況になりました。そのような気温でも以上なく完成するかどうかを、毎日現場監督に確認・打ち合わせしながら、基礎工事の経過を見守りました。それから、柱については通し柱が数本あるのが普通ですが、それらの柱は全てヒノキを使用しました。なるべく節の無い部分が表に出るように打ち合わせしました。
まず、自分自身である程度の知識を持つことが重要です。その上で、設計士や現場監督と仲良くなり、よくコミュニケーションを取りながら家づくりを進めることが必要だと思います。